これまでの経緯

●子犬を迎えるまでは

我が家は当時、夫婦と先住犬の由々(ゆゆ・ヨークシャテリア・9歳10ヶ月)とで暮らしていました。

由々は大の人嫌い、犬嫌い。体は小さいくせにテリアの激しい気性はそのまま受け継がれ、頑固な犬でした。
レトリバーなどの大型犬にもワンワン吠えて立ち向かっていくため、犬の友達はもちろんいず、人見知りも激しかったので、見た目で「かわいいですね~」などと声を掛けてくださる人にも、きちんとごあいさつができるような子ではありませんでした。

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当然飼い主は、そんな由々の性質を把握していたため、できれば3歳くらいまでにもう1匹(できれば同じ犬種で)を家族に迎えたいと思っていました。まだ由々が若いうちに犬が増えたらば、由々の犬嫌いも治るだろう、と考えていたのです。

本格的に身を入れて探したわけではありませんが、ことあるごとにペットショップやブリーダー情報を仕入れ、大手ペットショップ「コ○マ」では「ヨーキーの子犬が生まれたら連絡して下さい」と、連絡先を記してきたこともありました。
(あっ、そういえば、ぜんぜん連絡なかったなコ○マ!どうなってるんですか。)

でもなかなかご縁がなく、10年間、由々のパートナー犬には巡り会えませんでした。

●そもそも、由々に“犬の家族”は必要だったのか・・・?

そう、結局そこが問題なのでして。
結論から言うと「絶対に必要でした。由々はあのままだったら今頃はもう生きていないかもしれない」と、今なら断言できるのですが、亜花がきた当時は「これは失敗だった!」と、後悔の連続でした。
そもそもその後悔の念が、わたしのノイローゼに拍車をかけることになるわけですが、まぁこれも今だから言えることで、当時のわたしにはまったくわからな~い(苦笑)。

子犬(のちの亜花)を、この子だ!と思った直接の理由は「だって亜花がかわいかったから!」という至ってシンプルなものなのですが(ダンナさんは今でもそう言います)わたしには多少、他の気持ちもありました。

居職のわたしは一日中、家にいて仕事をしていることが多いです。由々のような小型犬は、散歩といっても近所をくるんと回ればそれでよし、というような状況でしたので、あとは日がな一日中わたしの膝の上にいて、うとうとしている生活でした。

由々にとって我が家での生活は、平和な過不足ないものだったと思いますが、あまりにもわたしにぴったりとくっついていすぎて、なんだかお互いに親離れ、子離れのできない“人間のような犬”と“犬のような人”、のようになっていました。

ある朝、起きてスリッパをはきますと、ぐしゃっという感触が足の裏にありました。見ると、スリッパの盤面を由々がなめた後がありました。ぐっしょりとまんべんなく濡れているスリッパを見て、「これはヤバいのでは・・・」と思ったのでした。

ヒマすぎるためのストレス。そう感じました。
由々は平和ボケしているのでは?犬の10歳といえば高齢。このまま何の刺激も与えずにぼーっと年を取ってしまったら、間もなく死んでしまうかも、と思わせるに充分な由々の状況でした。
「スリッパなめ」は日に日にエスカレートしていきましたし、そんな状況を変えるには、新しい家族(子犬)を迎えて由々に刺激を与えねば、と思ったのでした。
ま、それがすぐに「失敗!」となった日にはもう、お先真っ暗、になるわけですけどね。

●1996年9月9日、子犬(ケアンテリア・生後2ヶ月弱。のちの亜花)を迎える

その日わたしは自宅で仕事をし、徹夜明けでした。ダンナさんも遅く(というか早く?)、明け方の4時頃帰宅しました。それから仮眠し、わたしは8時頃起きて仕事をアップ。昼前、ランチを摂りに近所のSCへ、由々を伴ってみんなで出かけたのでした。

そこに併設されているペットショップで、子犬(亜花)を見ました。

なんでしょう、あれだけヨーキーの子を探していた時にはまるで縁がなかったというのに、聞いたこともない「ケアンテリア」という犬の子に、最初からわたしは釘付けでした。すぐさま「この子ほしい!」と言ったのですがダンナさんの意見は、「一旦、冷静になろう」ということでした。

ダンナさんはこう言ったのです。「確かにあの子はすごくかわいいけれど、由々ももう10歳なんだから、由々のことをまず考えてあげないといけないよ。」
わたしもそのときは素直に従いまして、一度売り場をはなれ、他の買い物をして頭を冷やしたのですが、どうしてもこの子がほしくてたまらず、半ば押し切ったかたちで(・・・と、自分では思っていましたが、あとで聞くとダンナさんも亜花のことは相当気に入っていたみたいです)結局我が家に迎えることになったのです。

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ペットショップで子犬の説明を受けている最中、子犬はわたしの腕にしがみついて、半ばぶらさがりながらガジガジとわたしに甘噛みをしてきます。・・・いやー、今思い出してもかわいかった(笑)。

そして家に到着。由々、それから子犬と順番に部屋に離してみますと、とたんに由々の態度が豹変しました。

ここから、わたしの苦悩の日々がはじまってしまったわけです。


●飼育ノイローゼの期間は4ヶ月とちょっと

わたしはこのころ、つらい気持ちをまぎらし、少しでも客観的になろうと亜花の飼育日記をつけていましたので正確な期間が把握できています。
ノイローゼだった期間は、亜花が来て3日後(9月11日)からはじまり、翌年の1月末まで続きました。4ヶ月半は果たして長いか短いか・・・。

●犬たちがお互いを認め合うまで1年

何の心配もなく放っておいても大丈夫。犬たちがお互いを受け入れたと完全に思えるまでには約1年かかりました。うちのように当初モメたケースでは、よそのお宅もそれくらいかかっていることは普通にあるようです。

公園で仲良くなったパピヨンちゃん2匹のおうちなどは「うちなんかもう2年経つけどまだケンカしてるわよー」なんていう例もありました。そういう話を聞くと、とても気持ちが軽くなったのを覚えています。

●自分のケースとよそのお宅の体験談をすりあわせてラクになる

悩んでいる時は「うちだけがこうなのかも」「わたしのやりかたが間違っているのでは」「もうだめなんじゃないだろうか」と、負の連鎖が起こります。今後2匹の関係がよくなるという保証はどこにもありませんから、気持ちがとてもあせります。

もちろん、よそさまのおうちと我が家が一緒だとは思っていないのですが、同じ体験をした人の話を聞いて、こちらも話を聞いてもらい安心したい、もっと極端に言えば「誰かにすがりたい!」と思ってしまうのです。

育児ノイローゼ、ましてや犬が相手だと、他人にわかってもらうのはなかなか難しいことです。「そんなこと(犬のこと)で悩めるなんて幸せね~」なんてのんきに言われてしまうのが関の山です。(わたしも言われました・・・うう)

ですからココを見て、少しは頑張れる力が出てくるかな?出るといいな、と思っています。

*関連記事   「犬ノイローゼ」・・・ 晴れたら川へお散歩に。


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